第30回 それぞれの終活について考える in コムズ

日時: 2019年 6月13日(木) 13:30~15:00
場所: 松山市 コムズ3階 会議室3
講演:
●エンディングノートを書きましょう
BS21 門田 洋子
●生前整理~「残すモノ」を決めて気楽に生きる~
整理収納アドバイザー・ファイリングデザイナー 仙波 礼子さん
●聞いてあんしん!相続・遺言セミナー~家族法改正を踏まえて~
いよリーガル 代表司法書士 荒川 晃久さん

今回はBSオリジナルエンディングノートをもとに、生前整理と相続について学びました。

エンディングノートを書きましょう

門田 洋子皆さんは家系図を書いたことありますか?
書いてみると、父方、母方、どのような関係の親戚か整理できたり、残された家族に引き継いだり出来ます。
また、家紋はどのようなデザインか、先祖代々の墓はどこにあるのか?祖父母の思い出など、家系図を書くことによって今まで気づかなかったことに気づけるかもしれません。
結婚式の写真を見ながら家系図を書いたりしてみるのもいいですよ。

アンケートより

「自分のルーツを知る良いきっかけになりました。」
「我が家の家系図については、記憶のある内に書かないとあやふやな人がいるので、主人と相談しながら今のうちに話したいと思う。」

生前整理~「残すモノ」を決めて気楽に生きる~

仙波 礼子「生前整理」少し前から、本やテレビどこでも取り上げられて意識している人も少なくはないのでしょか?
講師を務めていただいた仙波さんは、愛媛新聞カルチャースクール『エンディングノート書き方教室』でエンディングノートに出会いました。

エンディングノートを書き上げた結果、生前整理について考え出すようになり、もう10年以上も整理収納アドバイザーとしてご活躍されています。仙波さん自身、20年近くご家族の遺品を片付けないままの時があったそうです。
しかし、きちんと整理をしないと、私じゃない誰かが困るからと自分を奮い立たせ整理をされたそうです。
そのお陰なのでしょうか、祖父の遺品から、父親が子供の頃の思い出が綴られた書物を発見し、それがなんと明治時代の紙だったようで、今も大事に取っているそうです。

生前整理って、難しいですよね。講座に来ている方の中でも4人ほどしか出来ていないようでした。
1人で出来ない時は収納アドバイザーに頼る、第三者の目は大事ですね。という意見も飛びかっていました。

アンケートより

体力、気力のある間に片付けようと思います。不要な物を多く残しておくと家族が経済的に困るのでは…
捨てるばかりではなく、残すものもあっても良いのかな?と感じました。

聞いてあんしん!相続・遺言セミナー~家族法改正を踏まえて~

荒川 晃久自分らしい終焉の為に..
最後の時に向けての事前準備、という終活が注目されています。
法改正により、相続税の課税対象となる遺族が、全体の8%に増加傾向であると云われている今、だからこそ相続に関する「意思表示」となる事前準備を。

本日のコムズでのイベントでは、前回に引き続き、いよリーガル 代表司法書士 荒川晃久先生をお迎えして、相続の流れについて貴重なお話を頂きました。

相続とは・・故人である「被相続人」の財産上の地位を、法定相続人が継承すること。
精神的なことも影響する状況下において、避けることのできない課題への負担を少しでも軽減する為の、遺言書作成のご提案とその流れ。
残された側に必要となる、遺言執行、遺産分割協議書、相続登記、或いは相続放棄など、具体的にどのような手続きが必要となるかレクチャー頂きました。

アンケートより

・相続・遺言等、我が家には関係ないと思っていたのですが、遺言書を書いておくことのメリットを一応理解
・遺言書、生前贈与、生命保険が大事とのこと、相続が大きく変わるということを知ることが出来てよかったです。

次回開催予定

次回は 9月12日(木)コムズ3階 会議室3にて 13:30~15:00 「認知症とグループホームについて」の講演会・勉強会を行う予定です。
皆様の参加をお待ちしております。