第32回 それぞれの終活について考える in コムズ

2019年11月14日 「それぞれの終活を考えるin コムズ」を開催いたしました。
定期的に開催している「それぞれの終活を考える」勉強会です。

日時: 2019年11月14日(木) 13:30~15:00
場所: 松山市 コムズ3階 会議室3
講演:
●エンディングノートを書きましょう
BS21 門田 洋子
●生前整理について
整理収納アドバイザー 仙波礼子さん
●尊厳死について
財団法人 日本尊厳死協会四国支部・愛媛 事務長 守谷高志さん
●聞いて安心!専門家によるセミナー
いよリーガル 行政書士 坂本佑香里さん

2019年度第4回(通算32回目)は「生前整理と尊厳死について」をテーマに開催いたしました。
(※一部テーマが変更になりましたことをお詫びいたします)

生前整理について

仙波礼子巷で耳にする機会も多くなってきた「生前整理」
やった方がいいと分かってはいるものの、実行に移している人はどのくらいいるのでしょうか。
何のためにするのか?
まだ先でもいいんじゃない?
と思われてる方もたくさんいますよね。

今回講師をして下さった、仙波礼子さんは、「何のために生前整理をするのか」分かりやすく教えて下さいました。

同じものが何個も家の中にあって後悔したことはありませんか?
身の回りの物とどうすれば上手く付き合っていけるのか、仙波さんは解説して下さりました。

仙波さんは実際にアドバイザーとして今まで何件もの家庭を訪問し、整理を手伝って下さっています。
整理のコツなど聞ける機会もありますので、みなさんもイベントに参加してみてはいかがでしょうか。

アンケートより

「これから取り組んでみようと思う」
「以前から気になっていたので、早急に取り掛かりたい」

尊厳死について

守谷高志今回は尊厳死協会の守谷高志さんが来て下さいました。

皆さんは自分の最期をどこで、どのように迎えるか、誰かに伝えていますか?
自分の最期はどうしたいかを書面に残した方がいいと考えている人は8割
実際に書面に残している人は3割と、かなり少ないです。

その事もあり、国民にもっと浸透するようにと厚労省が11月30日(いいみとり)の日に人生会議を行うようになりました。
※「人生会議とは」、もしもの時のためにあなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り代えし話し合い、共有する取り組みの事です。

延命と救命の違いってなんでしょう。
それは、個人の見解によって違うのです。
本人は延命したくないのに、意思の表示をしていないと家族は人工呼吸器などの要請をし、なんとか延命しようとすることが高確率で起こります。
本人は望んでいなかったとしても…

アンケートより

「自分がそうなった時を考えて、覚悟を決めようと思います」
「現実にそうなった時に、自分の意志が反映されにくいということがよくわかった」

聞いて安心!相続・遺産セミナー~家族法改正によって何が変わるのか~

坂本佑香里今回は「いよリーガル」の行政書士、坂本佑香里さんをお迎えして、遺言書についてお話を頂きました。

遺言書を書いているのは資産がたくさんある家庭、というイメージが根強いですよね。
しかし、遺言書を書いている方の約7割が資産5,000万円(土地建物などを含めた総資産)以下という方々なのです。

遺言書を作成する理由は、相続争いを避けるため。
実は遺言書がなければ、相続人全員による遺産分割協議が必要になるのです。

残した家族に負担をかけないためにも、早め早めの行動を起こしましょう。

アンケートより

「行政書士に気軽に相談に乗ってもらえるなら、ぜひ利用したい」
「子どもたちに負担を掛けたくないので、詳しく相談したい」

次回開催予定

次回は3月12日(木)コムズ3階 会議室3にて 13:30~15:00 「お坊さんと墓じまいについて」の講演会・勉強会を行う予定です。
皆様の参加をお待ちしております。